小品盆栽とミニ盆栽の魅力

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小品盆栽・ミニ盆栽・大品盆栽のそれぞれの魅力と相違点を楽しみ方を通じてご説明します。


小品盆栽 ミニ盆栽 の誘い

自然の美 「完璧」はない:朝日新聞デジタル
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■(なにわびと)盆栽職人 浦部陽平 取材当時34歳 親戚が営む盆栽園で、盆栽や庭木を手入れする職人として日々腕を磨く。 

はじめに、盆栽といえば、大きくて迫力のある松柏類(松)をイメージする方が多いと思います。1年を通して葉の常緑は保たれ、年間を通して同じ風情を楽しめます。松は、「もみじ」のように春は新緑、秋は紅葉と色彩の色の変化は少ないと思われますが、四季に応じてその季節時折の風情の変化を楽しめます。そういった事から、松(黒松)は盆栽の王様と位置づけられている方も多いです。

そんな松を身近に楽しもうと、自宅の庭に盆栽棚を拵え、楽しもうと試みます。ただし、庭が広くて遠くからでも眺めることができる環境であれば問題ありませんが、住宅街や郊外のニュータウンにお住まいの方は庭が少し狭いと感じられる方が多いです。実際に、近隣のニュータウンでは6坪~10坪程の庭で、物干しスペースやエアコンの室外機などある場合は極端に植物を育てるスペースは少なくなります。奥行きも自宅の外壁から90cm位の場所しか空いていない場合もございます。

そういった背景から、昨今、ミニ盆栽をはじめ、小品盆栽にスポットが当たっています。そもそも、ミニ盆栽とは、鉢植え根際からてっぺんまでの樹高が10cmほどの樹木盆栽になります。手のひらに収まるサイズで、なんとも愛らしい風情を醸し出しています。

一方、小品盆栽とは、10cm~20cmほどの樹木盆栽になります。ミニ盆栽よりも、一回り、二回り大きさがあり、枝数も多いです。樹形も、大木をそのまま縮小した様な姿が魅力的です。その辺、樹木の種類も多く、培養鉢・飾り鉢のレパートリーも豊富です。

どちらを選ばれるか人それぞれですが、女性や若者はミニ盆栽が流行っている傾向にあります。値段も手頃なものから高級なものまで種類も豊富なのが嬉しいです。ただ、圧倒的に重要が多いのは、小品盆栽です。毎年、1月に行われる雅風展では展示出品中8割が小品盆栽です。樹木の種類、樹形のレパートリーの数、鉢の汎用性、扱いやすさ、どれを取っても初心者からでも安心して楽しめるサイズだと見受けられます。

育て方の相違点

大きな盆栽は、スペースは取りますが、迫力があり、枝数も多いですので見劣りしません。 植え替え頻度も少なく、水やりもミニ盆栽よりか頻度は少なくて済みます。

それに比べて、小品盆栽・ミニ盆栽は鉢の中の土の量が少ないです。そのため、頻繁に水やりを行なわなければなりません。直射日光をガンガン、鉢の方まで当て続けると鉢の温度がすぐに上がり、2・3時間ですぐにカラカラになる種類もあります。そういったことから、大きな盆栽よりも手間がかかります。

それぞれ、メリット・デメリットは何かしらあります。管理するスペースが無いという物理的なデメリットを解消する為には、引越しするくらいしか選択肢がありません。しかし、基本的な手入れ方法や種類・大きさに応じた管理方法を学べば、物理的なデメリット以外は解消できます。

そんな事から、小品盆栽・ミニ盆栽というのは、デメリットはありますが、知識・経験を蓄えることによって容易に育てることが可能になります。実際に、小品盆栽300鉢以上を一人の70代の男性の方が管理されています。周りは住宅の塀に囲まれ、洗濯物を干すスペースも確保しながら、家族の了解を得て楽しんでおられます。

工夫一つで、小品盆栽・ミニ盆栽を楽しむという意気込みがあれば、何かと解決策は十二分にあると信じています。

その楽しみ方の一つとして展示会風に飾(台)に乗せて楽しむ様を紹介します。

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レセプションとして大阪府豊能郡豊能町余野にある圃場で見学会を行います。7月・8月・12月・1月・2月・6月の 平日金曜日・土曜日・日曜日に13時~15時の間で1回ずつ、約60分間ご説明させていただきます。 *注釈 ご都合の合わない方は個別対応も可能です。どのような目的をもって来られたのか、現地で具体的に話をしていければと思っています。よろしくお願いします。

見学会に興味をもたれた方、何かご質問等ございましたら、上記のボタンをクリックしてください。そちらの項目にお名前、電話番号、メールアドレス、お問い合わせ内容を記載してください。随時、メールにてご連絡させていただきます。

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