ハオルシアの育て方

2018/07/17

ハオルシア育て方バナー
       土1
               土2
                 手順1~4
                手順5~8
                   手順9~12
                 手順13~16
今回紹介するハオルシアの植え替え作業ですが、あくまでも当店がオリジナルで実施している点ですので、お客様の環境や育て方などで配合する用土なども変わるかもしれません。当店が用意する土などは細かく土壌診断した上で配合の種類を変えております。その辺は独自の見解です。

まず、基本的に行っている手順の紹介です。写真を見ていただければ分かるかと思いますが、簡単に補足します。
バークチップやヤシの実チップはあく抜きして天日干し乾燥したものを使用しております。

抗生物質入りバーク堆肥は、市販のバークにネギの根に生まれた菌培土を混合したものです。ミコリーザスタートを入れても代用できます。

広葉樹完熟堆肥は滋賀県のくつきバークを使用しております。保水性に大変優れ、根の絡みも抜群です。

硬質赤玉土極微粒は1mm~1.5mmまでのものを使用しております。
オリジナル配合用土は硬質赤玉土微粒4割、ひゅうが土微粒1割、鹿沼土微粒1割、矢作砂微粒1割、パーライト微粒1割、竹炭小粒1割、カキ殻石灰0.3割、肥料0.7割を混ぜます。その他 植物の状態を見て、米ぬかや油かす、真砂土や建材用砂も追加で混ぜ合わせます。

続きまして、手順4である切断した葉ですが、捨てずにティッシュに包んで日陰の涼しい所に置いて管理してください。ハオルシアはその葉からも発根します。ということは、一枚が一個のハオルシアになります。

手順6のヤシの実チップは必ず突いて圧縮してくだい。突かないと隙間が多くなり、グラつきの原因になります。

手順9の所では広葉樹バーク堆肥大粒の上に抗生物質入りバークを敷いています。ですので、広葉樹バーク堆肥大粒を敷いてから抗生物質入りバークを敷きます。

手順11のもう一度バークチップ小粒を入れる際に、円錐状に山に盛って入れてください。ハオルシアを植え付ける際に、上から揺すって固定を促すためです。これをしないとなかなかハオルシアは固定しません。ハオルシアが止まるまで左右に揺すりながら下げて植え付けしてください。 盆栽の植え替えでもこの手法はよく使いますので、大事な点です。

手順13の際は竹箸で十分に突いて固定を促してください。ここでの注意点は押して用土を入れるのではなく、押して特に引いた時にしっかり土が根際に入るように慎重に作業を行ってください。無理からに突くと根を傷める原因になります。

そして最後になりますが、植え替え後はすぐに水をあげて下さい。できれば、カルキ抜きの水をご使用下さい。大丈夫かと思いますが、抗生物質の効果を損ねる恐れがあります。特に死んだ水ではなくて生きた水をあげてください。生きた水とは酸素を多く取り込んだ水のことです。土の中に酸素を送ることによって植物の活性を促します。以上、簡単ではございますが、説明させていただきました。ご不明な点はメールにてご質問下さい。
今回の作業時間は遅くても5分位でできる作業になっておりますので、参考にしてみてください。
 完成写真2


ご質問はメールにて info@u-yokoen.com