植物を育てる楽しみ!失敗から学ぶ、コンセプトとは

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はじめに、

自分とは何か?

それを問い詰めた時に今までの生き方を振り返りました。

私は、大学卒業後、某事務機器販売代理店OA機器営業部に配属されました。そこは、全国でも有名な営業の厳しい会社でした。事務機器を扱っている中小企業さんに電話でアポを取り、即日営業で即決を迫るというやり方でした。

ですので、先輩方から電話営業での話し方・営業トーク・クロージング(即決)の手ほどきを学びました。そのやり方は理にかなっており、サクサク契約が取れて行き、自己優位性・功名心・自己顕示欲が強くなり、自分が一番だと言い聞かせて日々の日常を送っていました。営業部の中でも、仲間内でライバル心があり、人より多く契約取るためにはどのようなテクニックが必要なのかと、日々テクニックを磨いておりました。テクニックのおかげで、別部署の携帯電話(au)・生命保険(アリコジャパン)の営業の仕事もさせていただき、給料も充実していました。このままいけば、お金も稼げるし、自己優位性が上がり、皆から尊敬される人になれると確信していました。その当時は。

しかし、給料は増えましたが、お金を使って余暇を楽しむということができませんでした。それに加えて、ストレスの為、お酒の影響か、C型肝炎になり入院する始末です。お金・時間・健康、この3つが一つでも欠けたら安らかな人生は送れないなと思いました。

そこで気づいた点が、その3つを手に入れるにはどうすれば良いか。自然に接する仕事をすれば、心を安らげられるのかなと思いました。兼ねてから親しんでいる親戚(父親含む)が営む盆栽園に勤務することにしました。約10年間、盆栽の基礎知識(手入れ方法・水やり・剪定)から樹種ごとの手入れ方法・販売にいたる全ての業務を学びました。そこでは、お客さんも付き、盆栽教室を開催し、日々忙しく、あれもこれもとしたい事があり充実していました。

ふと気づけば、同じことが起こっていることに気づきました。売上は年々上がっているので、給料も満足していました。自然と触れ合っているせいか、ストレスはあまり感じなく健康でした。しかし、忙しいせいか余暇を楽しむ時間がなかったのです。時間がないというのは、会社勤めの方でしたら共感できる部分があるかと思いますが、緊急な用事で重要でない用事を任されることが多かったのです。例えば、飛び込みの用事・多くの電話対応・多くの重要ではない会議・重要ではない差し迫った仕事や問題です。

自分で選択してやっているのならまだしも、会社という組織で居るとしなければなりません。

そこで、それを打破するためにはどうしたら良いか考えた結果。自分で一から創業し、やっていこうと決めました。今までやってきた植物に対する知識や技術、営業会社で培った営業スキルを駆使して、自己優位性・功名心・自己顕示欲を高めようと思いました。 自分がこの社会で一番になるためには何か?それはお金を稼ぐことだと思いました。 満足するお金を稼ぎさえすれば、時間も余裕ができ、健康もお金で買える時代だと考えました。実際に、1年目から販売する場所や商材など全て今まで蓄えた貯金でなんとかし、売上も従業員時代よりもはるかに儲けることができました。

結果、春と秋に行われる植木市だけで生活できるくらいお金も稼げ、時間も、健康も手に入れることができました。そこで、もっと利益率を上げる為にはどうすればよいかと考えた結果、自分で一から生産して販売することだと思いました。広大な農地を取得し、ビニールハウスも何棟も建てて、自社ブランドを構築しようと考えました。

そこで、農地を取得するためにはどんな条件がいるのか調べたところ、農業栽培経験がいると記載されていました。今まで、生産者から品物を仕入れて販売するやり方しかしていなかったので、一から生産して商品にするところまでやったことがなかったですので、戸惑いはありました。農業に関しては、ズブの素人で、野菜作りもしたことがなかったのが現状です。でもその時は、何としてでも農地を取得して多肉植物を生産したいと決めていたので、否応なしに野菜作りをして農業学校の修了書を取得したいと考えていました。取得にあたって、自分ひとりで野菜作りなんて到底できないと思い、同僚に勧めて、同伴で農業学校に参加しました。まずは修了書を手に入れることが優先になり、野菜作りなんて、と思っていました。

何日か通って、言われるままに作業を繰り返す日々を送っていました。種を蒔き、水をやる。植物を育てた経験はありましたが、その時は何故か新鮮な感じがしたのは覚えています。

ある日、ふと畑に目をやると、小さい双葉が出ているのを確認しました。今まで、植木市の為に仕入れた商品はどう売りさばくかという観点からしか見ていませんでした。今回見た野菜の双葉は衝撃的でした。何故か愛着があるのです。自分が一から管理して育てたという感動愛情がありました。 この感動はもしかしたら、自分に一番欠けている部分ではないのかと気づかされたのです。今まで、無意味な自己優位性の為に頑張っていただけなのかな?と。 あまりにも衝撃的な結末でした。人生の歩んでいく方向性を見失い、真実の軸のズレを見落としていたのだと気づかされたのです。 自分の思い描く方向性が間違っているにも関わらず、合っているフリ(楽な方向へ逃げる)をしていたのだと。

そこで、一からまたやり直したいと考え、人に愛される為にはどうしたらよいのか考えるようになりました。お困りごとはないか、人に役立つことはないか。利他的感情が芽生えてきたのを覚えています。農業を通じて、周りの人にも居心地の良い環境を提供したい。自分も成長できますし、周りの方の困っていることを解決できたらなと思っています。

野菜作りに関しましては、SFC(農業学校)で教わった期間だけで、しっかりと理解できていない部分もあり、実践もまだまだですが、人の役に立ちたいと思っています。

結果、一人でやれることに限りありますが、仲間に恵まれれば、その可能性は倍増します。共感できる方はこの事業を手伝っていただけると助かります。

そこで、一つのキッカケとして、農業を通じて人生のこれからの生き方を一緒に考えてもらえたらなと思っています。農業というと、今の若年者の方からすれば、縁の遠いもので、辛いしんどい仕事と位置づけされているのかもしれません。あまり、ピンと来ないのが本音ですね。農業を知ってもらいたい、広めたい、とかそういう活動ではなく、自分自身を成長させる意味でも、農業という可能性のある世界で共有してもられたらと思っています。

実際に手に取って、開墾から畝上げ、播種から植え付け、施肥に水やりと、植物を通じて人生の歩み方を一緒に学べる場所を提供します。居心地の良い場所を提供すると共に、野菜の知識・実務を学べます。それに加えて、興味のある方は盆栽・サボテン・多肉植物の生産の仕方も学べます。初めは、わからないことや不満に思うことが多々あるかと思いますが、一緒にお互いプロ意識をもって意見交換をし合えればと考えています。

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レセプションとして大阪府豊能郡豊能町余野にある圃場で見学会を行います。7月・8月・12月・1月・2月・6月の 平日金曜日・土曜日・日曜日に13時~15時の間で1回ずつ、約60分間ご説明させていただきます。 *注釈 ご都合の合わない方は個別対応も可能です。どのような目的をもって来られたのか、現地で具体的に話をしていければと思っています。よろしくお願いします。

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